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インドネシア 2021年GDP成長率+3.69%

情報提供資料

2022年2月22日

インドネシア中央統計局(BPS)によると、同国の2021年第4四半期GDPは前年同期比+5.02%であった。新型コロナウイルス感染者が夏のピークから大幅に減少したこともあり、第4四半期のGDP は前四半期比で+1.06%増加した。

2021年通年のGDPは前年比+3.69%となった。最も成長した産業は医療及び社会福祉業+10.46%、次いで情報通信が+6.81%であった。卸売商業・自動車等修理は+4.65%の成長率を示した。GDP全体での最も大きな割合を占めている製造業も20年の-2.93%から21年は+3.39%に転じた。東南アジア地域で最大の経済圏となる同国は、新型コロナウイルスのパンデミックによる2020年の‐2.07%の縮小からプラスの成長へと転じた。なお、インドネシア財務省による従来予想は+3.7%∼4.5%であり、パンデミック前の同国の年間成長率である(約+5%)よりも低めの成長率とされていた。

国際通貨基金(IMF)は、1月25日付けリリースの中で、インドネシアのGDP成長率を2022年には+5.6%、2023年には+6.0%になるとの予想を表明している。その背景としては世界的な商品価格の好転、生産・生活活動制限の緩和、支援政策の継続、遠隔地までのワクチン接種拡大対策等が考えられている。

インドネシア2021年GDP成長率+3.69%

出所:インドネシア中央統計局(BPS)、国際通貨基金(IMF)

以上


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