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インドネシア 2021年のFDI実現額は前年比+8.3%

情報提供資料

2022年3月1日

インドネシアの投資調整庁(BKPM)は、2021年第4四半期の外国直接投資(FDI)実現額が前年同期比+8.7%の83.7億米ドル(約9600億円)であったこと、及び2021年通年の投資実現額がここ4年間の最大額310.9億米ドル(約3.6兆円)に達し前年比+8.3%だったことを発表した。この伸びは、コロナ禍の影響下としては注目に値するであろう。

出所:インドネシアの投資調整庁(BKPM)

部門別では金属・機械・電機が前年比+17%の69.7億米ドルで首位となり、全体の22%を占めている。鉱業が同+90%の38.2億米ドルで2位(全体に占める比率12%)であった。部門別の3位は運輸・倉庫・通信で、前年同期比-12%の31.6億ドル(同10%)。

部門別FDI実現額の構成

FDIの増加率上位と減少率上位部門

出所:インドネシアの投資調整庁(BKPM)

国別では首位がシンガポールで、次いで香港、中国、米国、日本であった。日本は2016-2018年にインドネシアに最も多く投資している上位2か国に入っていたが、2018年以降は3-5位に位置している。

出所:インドネシアの投資調整庁(BKPM)

2021年より同国が、①投資調整庁の設立、②ビジネス環境改善ための77の現行法律の改正等一連のFDI誘致の対策を展開していることにより、今後もFDI実現額は増加が続くと期待されている。

以上


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