キャピタル アセットマネジメント株式会社

フィリピン総選挙及びフィリピン大統領選挙 6

情報提供資料

2022年4月15日

フィリピン総選挙は最終の準備段階に入っている。選挙管理委員会(COMELEC)は4月1日より、2022年の全国総選挙・地方選挙で使用される自動選挙システム用品を発送開始した。 また、フィリピン総選挙の在外投票が10日に正式開始した。COMELECの統計データによれば、10日時点の在外投票の有権者は169万7,215名となり、海外投票者は大統領、副大統領、12名の上院議員、党リストグループを対象に投票できるという。

国内では、候補者向けの選挙運動や公開討論会が開催されている。COMELECは投票日前に3回の討論会を主催する計画。既に3月19日と4月3日に2回開催した。最後の討論会は4月24日に開催する予定。政府主催された2回とも立候補10人の内、フェルディナンド・マルコス氏が欠席した。マルコス氏が政策論争を避ける異例の選挙戦だという見解もある。

写真の順番:上下、在外投票者証明書リクエストフォーム、投票集計機 
出所:COMELEC

以下は大統領候補者のリストである。

出所:COMELEC、フィリピンオンラインニュースサイト、選挙戦用サイトのリリース報道に基づきCPVN



フィリピンの世論調査機関パルス・アジアが2022年3月17日~21日に実施、結果が4月6日に発表された世論調査(回答者合計2,400人)では、大統領職の有力候補者5名のうち、元上院議員フェルディナンド・マルコス(FERDINAND・MARCOS、BongBong)氏が、回答者の56%という最大の支持率を得ており、2位の現フィリピン副大統領レニー・ロブレド女史を大きく引き離している。

なお、ロブレド女史の支持率は前回の16%から24%へと大きく上がった。3位はマニラ市長のフランシスコ・ドマゴソ(Francisco・Domagoso)氏8%であった。ここ3-4回の調査結果において支持率が首位であるフェルディナンド・マルコス氏が最有力候補だと予想されている。

出所: votepilipinas.com、パルス・アジア(右)

以上


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