キャピタル アセットマネジメント株式会社

年初4か月実行FDI, 直近4年間のうち最高水準に

情報提供資料

2022年5月12日

ベトナム計画投資省の報告によれば、2022年4月20日まで、年初の4か月に認可された海外直接投資(FDI認可額)の合計は108億米ドルに達した。一方、年初4か月の実行FDIは、前年比7.6%増の59.2億ドルとなり、2018~2022年の各年初4か月に実行されたFDI額のうちで最高水準となった。

出所:ベトナム計画投資省、統計総局


当該4か月における新規認可および追加認可を合計すると、加工・製造業のFDIは58.5億米ドル(構成比率65.1%)、不動産業は19.7億米ドル(同19.7%)、その他の産業は13.7億米ドル(同15.2%)であった。なお、出資・株式取得認可額18.2億米ドルと合算してFDI認可額(108億米ドル)となる。
2021年年初の4か月において、シンガポールはベトナムにおける最大のFDI投資家であり、総投資資本は31億米ドル、29%の構成比を占めた。2位は韓国、3位はデンマークであり、投資資本はそれぞれ18.2億ドル(構成比17%)と13.2億ドル(同12%)であった。
2022年に入り、ベトナム経済は力強く回復しているが、順調なFDI資本もその成長を後押しすると考えられる。

出所:ベトナム計画投資省、統計総局