米ラスベガスCES2022でビンファストは完全EV戦略を発表(写真提供:ビンファスト)
ビンファストのEVモデル5車種(写真提供:ビンファスト)
VF5
VF6
VF7
VF8 (VFe35)
VF9 (VFe36)
1月5日から予約を開始したVF8とVF9には自動運転機能も備わっており、それぞれの「Eco」と「Plus」仕様はレベル2+、「Premium」仕様はレベル3~4となっています。価格は、VF8が米国で4万1,000ドル~、欧州で3万6,133ユーロ~、ベトナムで9億6,100万ドン~です。一方、VF9は米国で5万6000ドル~、欧州で4万9,280ユーロ~、ベトナムで13億1,200万ドン~です。特設予約ポータルは、CES 2022で開催されるビンファストの「Global EV Day」イベント期間中の1月5日~4月5日まで、米国、ベトナム両市場で同時に開設されます。この間に予約した顧客は、同社独自のメンバーシッププログラム「VinFirst-Pioneer’s Gratitude to Pioneers」に自動的に加わることになります。さらにビンファストは車両搭載バッテリー維持費の全額もカバーし、充電容量が初期の70%以下になった場合に無償で交換に応じます。ビンファストによると、1月8日午前8時の時点(販売開始から48時間後)、同社はEVモデル2車種(VF8とVF9)に合計24,308台の注文を受けました。特に、ヘルスケア分野の有力企業Artemis DNA社から、VF 6、VF7、VF8、VF9など合計100台の大量受注がありました。
VFe34を昨年12月に初納車(写真提供:ビンファスト)
ビングループのレ・ティ・トゥー・トゥイ副会長によると、ベトナム企業の米国上場は法律上可能ですが、それには実務的あるいは法的な課題があるため、ビンファストはビンファスト・シンガポール法人を通じて米国に上場する方式を検討している模様です。IPOが成功裏に完了すれば、ビンファストは世界の株式市場を代表する証券取引所に上場する初のベトナム企業になる見込みです。
米テスラ、リビアンや中国BYD、NIOとEV専業メーカーがひしめく世界の自動車業界ですが、発展途上国も巻き込んで本格的なEV戦国時代に突入したようです。
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