2022年12月30日
統計総局（GSO）が発表した2022年第4四半期（10-12月期）の実質GDP成長率は前年同期比+5.92%だった。2022年通年のGDP成長率は+8.02%であり、政府による当初目標（+6～6.5%）を上回り、2008年以降の最高水準となった。ベトナムはアジア域内でも屈指の成長率を誇っている。2023年の成長率については政府が6.50%との目標を設定している。
出所：ベトナム統計総局、備考）2020年と2021年はコロナ禍により成長率が低かった。
通年のセクター別では農林水産業は+3.36%、鉱工業・建設業は+7.78%、サービス業は+9.99%成長した。鉱工業・建設業では、製造業が+8.10%伸び、経済全体の成長を牽引した。次いで、建設業が+8.17％だった。サービス業では、コロナ感染対策の緩和、海外からの旅行者受け入れ再開（3月）、政府によるプロモーション活動などにより宿泊施設・飲食サービスが+40.61%と力強い回復を示した。輸送・倉庫（+11.93%）、卸売り・小売り（+10.15%）も成長に貢献した。
出所：ベトナム統計総局
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