キャピタル アセットマネジメント株式会社

フィリピン 1~10 ⽉ OFW* 送金は前年同期比+3.1%

情報提供資料

2023年1月18日

フィリピン中央銀行(BSP)によると、2022年10月のフィリピン人海外出稼ぎ労働者(Oversea Filipino Workers)*を含む在外フィリピン人からの送金額(銀行経由)は、前年同月比+3.5%の29億米ドルだった。同送金額(月次)は、2021年12月(30億米ドル)に次いで過去2番目に大きかった2022年7月の送金額とほぼ同額という高水準となっている。前年同月比で見ても2021年2月以降プラスの状況が安定的に続いている。

フィリピン 1~10 ⽉ OFW*送金は前年同期比+3.1%

出所:フィリピン中央銀行(BSP)

フィリピン 1~10 ⽉ OFW*送金は前年同期比+3.1%

出所:フィリピン海外雇用管理局(POEA)

また、1~10月累計の送金額は、前年同期比+3.1%の267億米ドルだった。BSPは、22年の送金額が前年比+4%増加すると予想している。OFWは、商品やサービスのインフレに対応するために、フィリピン国内の扶養家族により多く送金しているようである。

1~10月累計送金額の国・地域別では米国からの送金が最も多く、前年同期比+5.0%で全体の41.7%を占める111億米ドルとなった。2位はシンガポールで同+3.7%の19億米ドル、3位はサウジアラビアで同+6.2%の16億米ドル、4位は日本(13億米ドル)であった。

10月の送金に家族間の贈与などを含めた個人間移転は、前年同月比+3.5%の32億米ドルだった。1~10月の個人間移転は、前年同期比+3.1%の297億米ドルであった。

以上


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