2023年の全国観光オンライン会議でのファム・ミン・チン首相。会議のテーマは「回復の加速 - 開発の加速」。
3月15日以降、中国の旅行会社はベトナムへの団体旅行の催行を再開 3月15日午後、フーギ国際国境ゲート(ランソン)にて、ベトナムは再開以来最初となる中国人観光客団体を歓迎
全国観光オンライン会議では、「観光競争力においてベトナムが世界の上位 30 か国にランクインする」という目標をベトナム政府が表明した。観光をベトナムの基幹産業へと発展させるために、政府は次のような施策や方針を打ち出した。
(1) 2030年までのベトナム観光産業のマーケティング戦略を承認し、観光産業を発展させるための目標、方向、タスクを設定していく。
(2) 観光開発のための投資を増やし、リソースを動員し続けていく。 観光商品・サービスの品質と提供能力を向上させていく。
(3) デジタル・トランスフォーメーションを加速させ、ベトナムにおいてスマートな観光エコシステムを形成、発展させる。 観光産業を担う人材を育成する。
(4) ビザが免除される国の数を増やし、ビザの電子化(電子ビザ)を推進、ビザ免除・電子ビザともに滞在可能期間を延ばし(ビザ免除の場合45日、電子ビザの場合90日への延長が企図されている)、他国との直行便ルートを増やす。
(5) 外国との接続性を促進し、潜在的な需要を引き付けるために、特に大規模な観光企業との国際協力を強化する。
世界経済フォーラム(WEF)によるレポート(2022年5月)では、2021年のベトナムの観光開発能力指数は2019年と比べて8ランク上昇し、117か国中の52位となっている。ベトナムはランク上昇トップ3か国の1つである。
写真の出所:政府電子新聞(https://en.baochinhphu.vn/)
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