キャピタル アセットマネジメント株式会社

2024年第1四半期GDP成長率は+5.11%と堅調

情報提供資料

2024年5月23日

インドネシア中央統計局(BPS)によれば、2024年第1四半期の実質国内総生産(GDP)成長率は前年同期比+5.11%となり、前四半期の+5.04%から成長が加速した。要因としては、選挙活動に伴う公的支出、イスラム教の聖月であるラマダンの消費拡大効果、食料価格高騰を背景とした貧困層への支援プログラムによる支出などが報じられている。
2024年第1四半期GDP成長率は+5.11%と堅調

出所:インドネシア中央統計局(BPS)

支出別では引き続き民間非営利団体最終消費支出が最も高い成長率(前年同期比+24.29%)となった。政府最終消費支出がそれに次ぐ成長率(同+19.90%)であった。なお、2024年第1四半期における輸出(商品とサービス)の伸びは、同+0.50%と大幅に減速した。
2024年第1四半期GDP成長率は+5.11%と堅調
2024年第1四半期GDP成長率は+5.11%と堅調

出所:インドネシア中央統計局(BPS)

業種別に捉えると、農林水産業(前年同期比-3.54%)を除く全ての産業グループが成長した。成長率としては、右上グラフに表示した主要5業種には含まれていない項目であるが、行政・国防・義務的社会保障が同+18.88%と、最も高かった。構成比では、製造業と卸売・小売業が主要な位置を占める構造に大きな変化はなかった。
国際通貨基金(IMF)、世界銀行、経済協力開発機構(OECD)は同国の2024年GDP成長率を約5%と予測している。堅調な国内民需とショックアブソーバーとして機能している国家予算の支援によって同国は高成長を持続している。

以上

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