＊2025年目標は2024年11月12日の国会で決議

（出所）ベトナム政府メディア報道を基にCPVN作成

  世界情勢の複雑化・不確実性の高まり、国内の困難な課題が存在する中、財務副大臣は、2021～2025年期の社会・経済発展計画について、主要26指標のうち22指標を達成し、2指標を概ね達成したことを報告した。また、2024年と2025年においては、15の主要目標全ての達成が見込まれている。
 以下は、2025年の実績である。
 (1)１～９月期のGDP成長率は前年同期比+7.85%となった。ベトナム政府は2025年通年で8%以上の達成を見込む。2021～2025年期における年平均は6.3%となり、前の期間の成長率(6.2%)を上回る見通しである。名目GDP規模は、2020年の3,460億米ドルから2025年には5,100億米ドルへと拡大し、世界ランクで32位と推定される。(1)１～９月期のGDP成長率は前年同期比+7.85%となった。ベトナム政府は2025年通年で8%以上の達成を見込む。2021～2025年期における年平均は6.3%となり、前の期間の成長率(6.2%)を上回る見通しである。名目GDP規模は、2020年の3,460億米ドルから2025年には5,100億米ドルへと拡大し、世界ランクで32位と推定される。
 (2)１～10月期の消費者物価指数（CPI）上昇率は、平均3.27%であった。
 (3)１～10月期の貿易収支は、195.6億米ドルの黒字となり、輸出は引き続き高成長を示した。
 (4)１～10月期の外国人旅行者数は、前年同期比+21.5%の1,720万人となり、観光業では力強い成長を示した。
 (5)１～10月期の外国直接投資(FDI)実施額(推定値)は、前年同期比+8.8%の213億米ドルと、投資誘致は堅調に推移した。
 国際評価機関は、ベトナムの政策運営能力、信用格付けの改善、および成長見通しを高く評価している。国際通貨基金（IMF）はベトナムを「世界で成長率上位10か国の一つ」と評価し、英国のスタンダードチャータード銀行は「アジアで成長が最も速い5か国の一つ」として捉えている。