キャピタル アセットマネジメント株式会社

堅調な海外からの直接投資

情報提供資料

2025年12月23日

 ベトナム国家統計局(NSO)によると、2025年1~11月におけるベトナムへの海外からの直接投資(FDI)認可額は336.9億米ドルとなり、前年同期比で7.4%増加した。新規認可額は全体の半額近くを占めたが、その金額と構成比はいずれも前年同期を下回った。一方、追加投資および出資・株式取得の伸びが顕著だった。

堅調な海外からの直接投資

(出所)ベトナム国家統計局(NSO)

 同期間のFDI実施額は236億米ドルと推計され、前年同期比8.9%増で、過去最高を更新した。中でも加工・製造業の実施額は195.6億米ドルで、全体の約83%を占めた。米国のAmkor(約10.7億米ドル)、韓国のLG(約10億米ドル)やHyosung(約15億米ドル)といった大型案件に加え、台湾のFoxconnや中国のGoertekなどのハイテク大手が建設・設備導入を加速させたことで、投資実施額が拡大した。これらの実績は、ベトナムがFDI誘致で強い吸引力を示している。
堅調な海外からの直接投資

(出所)ベトナム国家統計局(NSO)


 ベトナムへのFDIは堅調な流入を維持している。その背景には政府による適切な投資誘致戦略、政治的安定、国際的地位の向上、そして良好な投資環境が挙げられる。さらに、行政改革に伴う権限委譲によって地方の裁量が拡大し、投資家支援における効率化が進んでいる側面もある。地域特性に即した柔軟な誘致策が可能となるなど、組織のスリム化と手続き改革の同時併行で、案件の進捗が迅速化し、透明性が向上するとともに、投資環境としての競争力が高まったといえる。FDIの実施主体である海外の事業者はベトナム市場を信頼し、主要地域において積極的に投資規模を拡大している。ベトナム欧州企業協会(EuroCham)によれば、2025年第3四半期の企業景況感指数は66.5ポイントとなり、過去3年間で最高水準を記録した。

以上

免責事項

当資料は、情報提供を目的として、キャピタル アセットマネジメント株式会社(CAM)が作成したもので、投資信託や個別銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。また、CAMが運営する投資信託に当銘柄を組み入れることを示唆・保証するものではありません。当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。