ベトナム共産党の第14回全国代表大会が2026年1月19日から23日までの5日間にわたり開催された。共産党大会は5年に1度開かれる最高意思決定機関であり、代議員約1,600人が参加する重要な政治イベントである。
大会では、幹部人事をはじめ、政治・外交・経済に関する戦略や、党および国家の運営方針が協議された。最高指導部である政治局員(19名)の選出対象となる中央委員の改選が実施され、新委員の中からトー・ラム氏が党序列1位の書記長として続投する形で選出された。党序列2位の国家主席、3位の首相、および4位の国会議長については3月に開催される次期国会で正式に承認される見通しである。
今回の大会は2045年までの高所得国入りという国家目標に向けた重要な節目として注目された。大会では、経済発展を重視する路線の継続に加え、安全保障・国防、および外交の継続的な重視、社会福祉の充実が打ち出された。2026~2030年にかけての2桁成長目標の達成と、インフラ整備など国の発展基盤を構築することが重要課題と位置づけられ、政府と関係当局が一体となって取り組む必要性が強調された。さらに、諸制度、科学技術、民間部門と国有セクター、医療、教育、文化など主要分野に関する決議が採択された。デジタル経済、グリーン経済、循環型経済、シェアリングエコノミーといった概念が、党の公式文書に初めて包括的に盛り込まれた。同大会は、効率的かつ迅速な運営を重視する方針の下、当初計画より1.5日短縮され、23日に閉幕した。同大会は以下にて進行された。

トー・ラム書記長(出所)政府・共産党メディア