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フィリピンの2024年第1四半期GDP成長率

情報提供資料

2024年5月22日

フィリピン統計庁(PSA)によれば、2024年第1四半期の実質国内総生産(GDP)成長率は前同期比5.7%となった。ブルームバーグによる事前予想の中央値(5.9%)を下回ったが、2023年第4四半期の5.5%(修正後)を上回った。同国経済が高成長を持続していることが確認された。
第1四半期の成長に貢献したのは、金融業で前年同期比10%の成長率であった。商業(卸売/小売業/自動車・オートバイの販売・修理等)は同6.4%、製造業は同4.5%の成長率であった。主要な経済部門では、農林水産業の成長率は同0.4%と緩やかであったが、製造業等鉱工業が同5.1%、サービス業が同6.9%とそれぞれ高成長を示した。
需要側では、家計の最終消費支出が前年同期比4.6%増加した。さらに、政府の最終消費支出が同1.7%増、総固定資本形成が同1.3%増であった。なお、商品・サービスの輸出が同7.5%増と成長に貢献した。輸入は同2.3%増であった。
開発予算調整委員会(DBCC)は現在の国内および世界的な状況に基づいて、2024~2025年のGDP成長率目標を4月に修正した。DBCCでは2024年のGDP成長率目標を、以前の6.5~7.5%のレンジから6~7%のレンジへと下方修正した。2025年については、以前の6.5~8%から6.5~7.5%へと調整した。
フィリピンの2024年第1四半期GDP成長率

出所:フィリピン統計庁(PSA)

以上

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